表紙 ふくまちガイド〈わかりやすい版〉 インクルーシブな みんなのまちは、あなたのアクションから 横浜市福祉のまちづくり推進指針(令和3年度〜7年度) 令和3(2021)年3月 2ページ わたしたちは こんな横浜を つくりたい 横浜市は、横浜を どんな人も 生活しやすいまちに していきたいと 考えています。 そのために 横浜市は、 「福祉の まちづくり」に取り組んでいます。 横浜市は「福祉の まちづくり」で 次のような まちにしたいと考えています。 ・みんなで 一緒になって 取り組むまち ・さまざまな人たちが お互いを大切にするまち ・みんなが 安心して 自由に生活できるまち みなさんにも 「福祉の まちづくり」のことを 考えてほしいと 思っています。 3ページ 横浜市が 大切にする4つのこと 横浜市が 目指す「福祉の まちづくり」。 それを 進めていくために、 横浜市では 4つの大切なことを 決めました。 これを「ポリシー」といいます。 この4つのポリシーを、 横浜市は みなさんと一緒に 進めていきたいと 考えています。 ポリシー1 みんな違って あたりまえ 障害のある人や 外国人、子ども、お年寄りなど さまざまな人たちが お互いを大切に思うこと。 ポリシー2 一緒に活動する さまざまな人たちが、一緒に活動しながら、 お互いのことを よく知ること。 ポリシー3 まずは やってみる 一人ひとりが 自分のできることを考え、 実際に やってみること。 ポリシー4 もっと もっと バリアフリー 建物や設備のバリアフリーを進めるだけでなく、 バリアフリーに関係する情報を 必要な人に 届けること。 4ページ ポリシー1 みんな違って あたりまえ ポイント ・まわりの人が 考えていることを 知ろう ・自分の考えを 押しつけないようにしよう ・どんな人でも参加できる 社会を つくろう ▼私たちは みんな 違った考え方をもっています。 みんな 違うのが あたりまえです。 相手のことを よく知らないのに 「相手が 間違っている」と 決めつけるのは よくありません。 ▼人はそれぞれ、 大切なこと、できること、 したいと思うことが 違います。 生活のしかたや 仕事、 人間関係も 違います。 どんな人でも 参加できる社会を つくっていくことが 大切です。 5ページ たとえば… イラスト:教室で机をコの字型にして生徒が話し合っている様子。車いすに乗った女子生徒が手を挙げている。 白色のくまのコメント:学校で みんなの意見を 出しあって 考えます イラスト:オフィスの中の様子。ある社員は同僚に「資料にわかりにくいところはないですか?」と尋ね、それに対して同僚は「OKです」と答えている。また、車いす使用者が席を利用する際、近くにいる人がいすを移動させている。 黒色のくまのコメント:障害のある人も はたらきやすいように 職場を変えます 6ページ ポリシー2 一緒に活動する ポイント ・たくさんの人たちと 知りあおう ・一緒に活動して 他の人のことをもっと知ろう ・おたがいが 大切だと思える社会を つくろう ▼同じ趣味の人と集まったり、 一緒に地域で活動したりすると、 たくさんの人たちと 知りあいになれます。 また、子どものころから 近所の人たちと 仲よくしていると、 大人になっても 仲よくできるはずです。 ▼どんな人とも おたがいのことを大切だと 思えるようになるためには たくさんの人たちと 知りあうことが 大事です。 相手のことを よく知り、 自分のことも知ってもらい、 おたがいのことを 大切に思える社会を つくっていきましょう。 7ページ たとえば… イラスト:防災訓練の様子。車いす使用者、視覚障害のある人、コミュニケーションボードを使っている人、子どもを抱いた人など、さまざまな人が参加している。 白色のくまのコメント:防災訓練で たくさんの人たちと 知りあいます イラスト:室内プールの様子。手前のコースの人は、他の人に支えてもらって水に浮かんでいる。その奥のコースにはビート板を使って泳ぐ人、さらにその奥にはゴール手前でタッピング棒で合図を受けている人。プールサイドでは、車いす使用者と男性が話をしている。 黒色のくまのコメント:活動しながら 相手のことを もっと知ります 8ページ ポリシー3 まずは やってみる ポイント ・自分ができることを 考えてみよう ・「助けてほしい」と 言っていい ・みんなで少しずつ できることをしよう ▼相手のことを大切にするために、 まずは 自分が できそうなことを 考えてみましょう。 ちょっとしたことでも 困っている人の 助けになるかもしれません。 自分が 困っているときも、 遠慮せずに「助けてほしい」と 言っていいのです。 ▼一人ひとりが 無理せずに できることをしながら 支えあえるまちに していきましょう。 9ページ たとえば… イラスト:杖をついたお年寄りが横断歩道の前で大きな袋を手にさげており、スーツ姿の男性がお年寄りに声をかけている様子。 白色のくまのコメント:重い荷物を運ぶのを 手伝います イラスト:スーパーマーケットで、居合わせた客が車いす使用者のために、高い位置の商品をとっている様子。 黒色のくまのコメント:高いところにある物を取るときに、手伝います 10ページ ポリシー4 もっと もっと バリアフリー ポイント ・バリアフリーを進めよう ・設備や建物の情報が 伝わるようにしよう ・みんなの意見で もっとバリアフリーに ▼町中の設備や建物などが もっと使いやすくなるように バリアフリーを進めていきましょう。 そして、設備や建物がどこにあるか、 どうすれば使えるか、 必要とする人に 伝わるようにしましょう。 たとえば、目が見えない人のために 音声をつける、 日本語が読めない人のために イラストやマークをつける などです。 ▼実際にその設備や建物を 使う人の話を 聞くことも 大切です。 使ってみて どう感じたか、 どうすれば もっと使いやすくなるか、 みんなの意見が バリアフリーにつながります。 11ページ たとえば… イラスト:まちなかのスロープを、車いす使用者とその車いすを押して歩く人、ベビーカーを押して歩く人が通っている。 白色のくまのコメント:段差ではなく スロープにします イラスト:視覚障害のある人が音声案内を頼りにトイレに向かっている様子。外国人が案内所のピクトグラムを確認する様子。 黒色のくまのコメント:音声やマークで わかりやすく 案内します 裏表紙 「ふくまちガイド」ってなに? ▼横浜市では 1997年に 「横浜市 福祉のまちづくり推進指針」をつくりました。 これは、横浜市が「福祉のまちづくり」のために 必要だと考えることを 書いたものです。 ▼「横浜市 福祉のまちづくり推進指針」は、 3?5年ごとに見直されます。 2021年のものから、 「ふくまちガイド」という名前を 付けました。 発行年月 令和4(2022)年3月 発行 横浜市 健康福祉局 地域福祉保健部 福祉保健課 電話 045−671−2387 FAX 045−664−3622